編集後記

You Make the World Go Round.
広報委員長 佐藤 良明

『REPRE03』をお届けします。

4月末に『表象01』が出版され、また6月30日からの第2回年次大会の開催を直前に控え、機運の盛り上がったこの時期に、発行できることを喜びたいと思います。広報委員会は、これからも編集委員会、企画委員会と歩調を合わせ、会員相互のコミュニケーションを刺激していく所存です。

さて学会誌『表象』が打ち上げに成功したことで、われわれの中心的な機能が揃って回転を始めたことになります。あとはみんな集い、企画し、後押しをして交流の輪を広げていけばよい。順調な会員増に、わたしたちは手応えを感じています。人文系の既成学会の停滞ぶりを耳にするにつけ、任の重さを痛感する──なんてことはありませんが、歴史的な意義をもつにちがいない連帯の渦を作れる立場にあることを幸せに感じます。

昨秋の発表集会は東京外語大が主催校となりました。第2回の大会は、会場こそ東大駒場に戻りますが、企画内容は、ますます「混沌たる活況」を印象づけることでしょう。その混沌から役に立つエネルギーを引き出すべく『REPRE』では、できるだけみなさんの研究・出版活動を紹介する体制を敷いていますが、そろそろ編集委員が調査するというスタイルでは追い切れなくなってきました。みなさま方のご協力を乞うしだいです。

・御著書(編・訳書)については一部、事務局にご寄贈をお願いいたします。
・『REPRE』の「会員の活動」のほかにも、「トピックス」「研究ノート」「国際イベント」「新刊紹介」の執筆はみなさまに開かれています。ご連絡・ご質問をお待ちしています。
・会員が企画されるイヴェントや研究集会につきましても、できるだけきちんとお知らせする方法を検討中です。

具体的には「『REPRE』投稿のお願い」をお読みください。

人文学の刷新をめざしつつ孤独を強いられてきた(?)研究者のみなさん、われわれの繋がりにパワーをください。どうぞ、よろしく!

2007年6月
佐藤 良明