編著/共著
哲学のメタモルフォーゼ
晃洋書房
2018年3月
複数名による共(編/訳)著の場合、会員の方のお名前にアイコン()を表示しています。人数が多い場合には会員の方のお名前のみ記し、「(ほか)」と示します。ご了承ください。
哲学の展開可能性は、今なおどの程度あるのか。情報科学技術が予想を超えた速度と規模で進展していくなかで、哲学はいったい何を課題として進めばよいのか。哲学は、はたして持続的に展開可能なものなのか。こうした問いの差し迫った焦燥さえ凡庸に見えてしまう時代状況がある。
それでもともかく一歩踏み出すための企画は、哲学それ自体の試行錯誤として繰り返されるべきものであろう。本書は、「世界の極限」、「科学の境界」、「経験の変貌」という三つのいささか大文字的で伝統的な哲学の問いを、近代から現代の哲学専門家に各執筆者の課題設定に重ね合わせて展開していただいた。本書は2017年に出版された『現象学のパースペクティヴ』(晃洋書房)の姉妹編でもあり、それぞれの詳細目次は下記リンクから確認できる。
http://www.koyoshobo.co.jp/book/b356937.html
(稲垣諭)