編著/共著
保育園を呼ぶ声が聞こえる
太田出版
2017年6月
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現在、保育園を巡る議論は喧しい。しかしそうした保育園を巡る議論では、預ける側の都合ばかりが論じられてはいないか?──本書に参加した三人が共通して抱く問題意識とはこれである。いまの議論には「子どもの権利」に対する視点が欠けている。保育園は単なる託児所ではない。保育園は子どもたちの命を守り、その成育と自由と喜びを手助けする機関に他ならない。「子どもには適切な保育を受ける権利がある」。日本の保育事情に精通するジャーナリスト猪熊弘子氏、
(國分功一郎)