編著/共著

清水晶子、ほか(著)
竹田恵子、北田暁大、神野真吾(編著)
社会の芸術フォーラム運営委員会(編)

社会の芸術/芸術という社会 社会とアートの関係、その再創造に向けて

フィルムアート社
2016年12月
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本書は2015年度より北田暁大(東京大学)と神野真吾(千葉大学)を共同代表として設立された「社会の芸術フォーラム」にて行われた議論をまとめ、新たな書下ろしや対談を大幅に加えて書籍化したものである。「社会の芸術フォーラム」とは、社会はアートの外にあるものではなく、アートそれ自体も社会的実践であるという認識を基礎とし、社会と芸術の相互反映性に関する議論をアップデートするためのプラットフォームとして機能している。研究者、キュレーター、アーティスト、アートマネージャー等を巻き込んだ領域横断的な議論の活性化を今後も目指していく。本書の内容は、2015年度に扱ったテーマである「表現の自由・不自由」、「多文化主義」、「包摂と排除」、「搾取」、「公共性」に関する議論を主に含む。近年、急速に増加してきた「地域系アート」、「アート・プロジェクト」といった日本における最新の「アート」に関する基礎的な知識と議論を習得するための一冊として、最適である。「社会の芸術フォーラム」は2017年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」に採択され、「社会を指向する芸術のためのアートマネジメント育成事業(AMSEA)」を行う。

(竹田恵子)

広報委員長:横山太郎
広報委員:江口正登、柿並良佑、利根川由奈、増田展大
デザイン:加藤賢策(ラボラトリーズ)・SETENV
2017年7月29日 発行