学会誌『表象』

特集:皮膚感覚と情動――表象から現前のテクノロジーへ
発行=表象文化論学会 月曜社=発売
本体価格:2,000円 ISBN:978-4-86503-190-4 C0010
2024年6月発行

巻頭言:門林岳史「ドトールでモダン・ジャズが流れること、あるいは浅田彰がBTSについて語ることをめぐって」
◆特集:皮膚感覚と情動――表象から現前のテクノロジーへ
難波阿丹「緒言」
共同討議:飯田麻結+平芳裕子+渡邊恵太+水野勝仁+髙村峰生[コメンテイター]+難波阿丹[司会]「皮膚感覚と情動――メディア研究の最前線」
サラ・ジャクソン「『とても近くに』――書くことによる接触」髙村峰生訳
ドミニク・マカイヴァー・ロペス「芸術メディウムと感覚モダリティ――触図」銭清弘+村山正碩訳、
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン「歴史と感性――三つの系譜」橋本一径訳
ブックガイド「皮膚感覚と情動」
◆投稿論文
鶴田裕貴「二重化された予示――日本キャラクター論から見た「ハッピー・フーリガン」」
正清健介「エリック・ロメール映画における恋のキューピッド、あるいは〈天佑の友〉の声――画面外の声の「存在感ある」使用をめぐって」
三浦光彦「他性的知覚と誤認の能力――映画の分析(不)可能性をめぐって」
◆書評
野田吉郎:大澤慶久『高松次郎』書評
天内大樹:印牧岳彦『SSA』書評
番場俊:菊間晴子『犠牲の森で』書評
三澤真美恵:雑賀広海『混乱と遊戯の香港映画』書評
新城郁夫:崎濱紗奈『伊波普猷の政治と哲学』書評
向井大策:高橋智子『モートン・フェルドマン』書評
海老根剛:田邊恵子『一冊の、ささやかな、本』書評
島村幸忠:原瑠璃彦『洲浜論』書評
常石史子:福島可奈子『混淆する戦前の映像文化』
田中祐理子:牧野佳奈子『科学普及活動家ルイ・フィギエ』書評
髙村峰生:渡邊英理『中上健次論』書評