特集:〈文学〉のメタモルフォーゼ
表象文化論学会=発行、月曜社=発売
本体価格1,800円、ISBN:978-4-901477-63-5
2009年4月7日発売
目次:
◆巻頭言◆
「この動きのゆるやかさ」松浦寿輝
◆特集◆〈文学〉のメタモルフォーゼ
シンポジウム「文学と表象のクリティカル・ポイント」東浩紀×堀江敏幸×古井由吉×芳川泰久
大西巨人インタビュー「真実の追求、歴史の偽造」聞き手:石橋正孝
武田将明「シミュラークルと変容の詩学----シェリー「生の勝利」を読む」
石橋正孝「文学と文学ならざるもの----挿絵に見る近代文学の変容」
高吉一郎「形式と歴史----文学史の基本概念について」
ポール・ド・マン「批評と危機」訳・解題:宮崎裕助
◆投稿論文◆
佐藤嘉幸「構造から構造の生成へ----レヴィ=ストロースとポスト構造主義」
星野太「表象と再現前化----『哲学辞典』におけるベルクソンの「表象」概念再考」
宮澤隆義「空襲と民主主義----坂口安吾「白痴」における主体化の問題」
陶山大一郎「タブローとしての詩----ボードレール「窓」における経験の構造」
坂口さやか「変容する皇帝----ルドルフ二世の肖像画をめぐる考察」
河村彩「作品未満のレーニン----レーニン崇拝期の指導者のイメージと写真をめぐって」
福田貴成「音像の生成・聴覚の抽象化----1880年代の両耳聴概念をめぐって」
西村龍一「情報の「人形」の形而上学----押井守のゴースト連作について」
◆書評+ブックガイド◆
宇野邦一「『都市の詩学』の時間論----田中純『都市の詩学----場所の記憶と徴候』書評」
佐藤良明「〈風切る速さ〉の魅惑と強迫----原克『流線形シンドローム----速度と身体の大衆文化誌』書評」
門林岳史「イタリア文化史のなかのフロイト----岡田温司『フロイトのイタリア----旅・芸術・精神分析』書評」