2024年7月6日(土) 17:00-18:30 ベーツチャペル

関西学院大学のベーツチャペルを会場に、クラシックギタリスト・作曲家の藤井敬吾氏が自身の代表作「羽衣伝説」を含む古今東西の民族文化と関連の深い曲目を演奏する。「羽衣伝説」は、山入端博の旋律に基づき、沖縄の音階を取り入れながらギターの様々な特殊演奏技法を駆使した作品である。演奏後、音楽学の向井大策氏(沖縄県立芸術大学)、司会の髙村峰生、藤井氏の三者でディスカッションを行う。

曲目
■ Laudemus Virginem ・・・Llibre Vermell de Montserrat (1370)
Cuncti simus concanentes    モンセラートの“朱い写本”より
処女なる御母を讃え/声そろえ歌わん
■ La canción del emperador ・・・Luis de Narváez (ca. 1500 - 1552)
皇帝の歌
■ Diferencias sobre Guárdame las vacas ・・・Luis de Narváez (ca. 1500 - 1552)
牛を見張れによる変奏曲
■ 六段の調べ ・・・八橋検校 (1614 - 1685)
■ 彝族舞曲(イ族舞曲) ・・・王惠然 (1936 - 2023)
■ Recuerdos de la Alhambra (1896) ・・・Francisco Tárrega (1852 -1909)
アルハンブラ宮殿の想い出
■ Boléro ・・・Maurice Ravel (1875 -1937)
ボレロ
■ La Leyenda del Hagoromo
羽衣伝説 ・・・Keigo Fujii

藤井敬吾氏のプロフィール
北海道生まれ。ギタリスト、作曲家として活躍している。イギリスのギルド・ホール音楽院とスペインのオスカル・エスプラ音楽院に学び、1985年、ラミレス・コンクールとオレンセ国際コンクールにて連続して第1位となる。1996年、青山音楽財団より「青山音楽賞」を授与される。2017年にはスペインの大学院で授業を行っている。

司会:髙村峰生
演奏:藤井敬吾
ディスカッション:藤井敬吾、向井大策、髙村峰生