日時:17:10-18:40
場所:武蔵大学江古田キャンパス1号館地下 1002教室
バーレスク、狭間の芸術~バーレスク・パフォーマンス&トーク
ヴァイオレット・エヴァ(紫ベビードール代表)
聞き手:北村紗衣(武蔵大学)
バーレスクはストリップティーズを基本に雑多な芸能を組み込んだ芸能である。一時期廃れたが、1990年代頃から欧米でニュー・バーレスクとして復興され、新しいパフォーミングアーツとして注目されるようになった。バーレスクには性の商品化のイメージがつきまとう一方、現在では先端的でフェミニスト的な芸能として受容されているところもあり、さらにまた日本においては教養的な稽古事として女性に人気がある。このためバーレスクは非常にとらえがたく、ハイカルチャーと大衆文化の狭間に存在するとらえどころのない芸術となっている。本セッションにおいてはこうした多くの矛盾をはらんだ扱いにくい芸術であるバーレスクを、2007年ミス・エキゾティック・ワールド新人賞を受賞したバーレスクパフォーマーであるヴァイオレット・エヴァのショーとディスカッションを通して、エロティシズム、フェミニズム、大衆演芸の歴史などの観点から幅広く議論していきたい。