日時:2016年11月5日 16:00—18:00
場所:青山学院大学青山キャンパス17号館(17511教室)

  • 真以美(劇団カクシンハン)
  • 吉原ゆかり(筑波大学)
  • 風間彩香(新潟大学)

司会|北村紗衣(武蔵大学)

 2016年はイギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピア(1546-1616)の没後400周年を記念する年である。シェイクスピアの作品は死後400年にわたって上演・研究・翻案され続けてきた。とりわけ『ハムレット』は最も人気がある戯曲のひとつである。
 本パネルにおいては、『ハムレット』の中で主役であるデンマーク王子ハムレットの陰に隠れてはいるものの、観客に強烈な印象を残し、多様な考察の対象となってきたヒロイン、オフィーリアをとりあげる。恋する若き乙女から狂気を経て水死に至るオフィーリアのイメージは、シェイクスピア死後400年の間、時代の変遷に応じてさまざまなメディアに翻案されてきた。このパネルにおいては研究者と実際に『ハムレット』でオフィーリアを演じたことのあるパフォーマーが一同に介し、19世紀の批評、現代の視覚文化、上演などの多角的な視点からオフィーリアの400年間をたどっていきたい。