第1条(主旨)
本賞は表象文化論の分野における独創的で優れた研究および作品等に贈呈される。
第2条(対象)
各年の1月1日から 12 月 31 日までの間に表象文化論学会会員が発表した著作・作品等を対象とする。会員の年齢や発表形態によって、以下の4種類を設定する。
1. 学会賞:発表時49歳以下の学会員による、日本語で書かれた単行本。
2. 奨励賞:発表時39歳以下の学会員による、日本語で書かれた単行本、または年齢に関わらず当該学会員による、日本語で書かれた最初の単行本。
3. 特別賞:学会賞・奨励賞の資格に限定されない、学会員による研究及び作品に対して。
4. 渡邉守章賞:学会員による学会への特別な貢献に対して。
なお、外国語で書かれた著作は、学会賞・奨励賞候補に含まず、特別賞候補とする。
第3条(選考委員会)
選考委員は4名とし、その人選は表象文化論学会理事会がおこなう。任期は2年とし、各年度ごとに2名づつ交替する(第1回の選考委員のうち2名のみ例外的に任期1年とする)委員長はとくにこれを置かない。選考委員名は公表する。
第4条(選考過程)
12 月半ばから翌年1月末にかけて、選考委員会は会員へのアンケートを実施し、候補作を募る(自薦・他薦ともに可とする)。
その結果にもとづき、必要に応じて最終候補作を各 5 篇程度に絞り、5 月上旬までに開かれる最終選考会で受賞作を決定する。選考過程は会員に周知する。ただし、渡邉守章賞については、会員からの推薦ではなく、選考委員会および理事会の推薦・審議により、授賞の有無を決定する。また、渡邉守章賞の審査にあたっては、当該年度に発表された著作・作品等に加えて、表象文化論ならびに学会に対するこれまでの貢献も考慮する。特別賞の審査にあたっては、 選考委員会の権限でアドヴァイザーを選出して意見を求めることを可能にする。
第5条(発表)
選考結果は、選考委員代表による授賞理由とともに、ニューズレター「REPRE」に発表される。
第6条(副賞)
受賞者には副賞が贈呈される。
第7条(授賞式)
授賞式は表象文化論学会大会でおこなう。
第8条
この細則の改定は、総会の承認を必要とする。
付則
1. この細則は、 2009年7月5日から施行する。
2. 本規定第2条および第5条および第6条の改訂は、2010年7月7日から施行する。
3. 本規定第2条の改訂は、2011年7月3日から施行する。
4. 本規定第2条および第4条および第5条の改定は、2013年6月30日から施行する。
5. 本規定第2条および第4条の改定は、2023年7月3日から施行する。