【学会賞】
本田晃子『天体建築論―レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』(東京大学出版会)

【奨励賞】
小林剛『アメリカン・リアリズムの系譜―トマス・エイキンズからハイパーリアリズムまで』(関西大学出版部)

【特別賞】
該当なし

選考委員(50音順)
・石光泰夫
・貝澤哉
・北野圭介
・千葉文夫

選考委員会
2015年4月11日(土) 東京大学駒場キャンパス

選考過程
2015年1月上旬から1月末まで、表象文化論学会ホームページおよび会員メーリングリストにて会員からの学会賞の推薦を募り、以下の作品が推薦された(著者名50音順。括弧内の数字は複数の推薦があった場合、その総数)。

【学会賞】
・河村彩『ロトチェンコとソビエト文化の建設』(水声社)
・熊木淳『アントナン・アルトー 自我の変容――〈思考の不可能性〉から〈詩への反抗〉へ』(水声社)
・小林剛『アメリカン・リアリズムの系譜―トマス・エイキンズからハイパーリアリズムまで』(関西大学出版部)(2)
・武田宙也『フーコーの美学―生と芸術のあいだで』(人文書院)
・本田晃子『天体建築論―レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』(東京大学出版会)

【奨励賞】
・武田宙也『フーコーの美学―生と芸術のあいだで』(人文書院)(2)
・福田裕大『シャルル・クロ―詩人にして科学者』(水声社)(2)

【特別賞】
推薦なし

選考作業は、各選考委員がそれぞれの候補作について意見を述べたうえで、全員の討議によって各賞を決定していくという手順で進行した。その結果、最終的に小林剛氏の著作と本田晃子氏の著作が授賞作の候補に残ったが、審議の末、本田氏の著作を学会賞に、小林氏の著作を奨励賞にそれぞれ選出することに決定した(なお、小林氏の著作は学会賞として推薦があったものであるが、選考委員会の判断により、すべての候補作を学会賞と奨励賞双方の候補とすることした)。