【学会賞】
千葉雅也『動きすぎてはいけない—ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社)

【奨励賞】
田中祐理子『科学と表象—「病原菌」の歴史』 (名古屋大学出版会)
杉山博昭『ルネサンスの聖史劇』(中央公論新社)

【特別賞】
該当なし

選考委員(50音順)
・内野儀
・貝澤哉
・千葉文夫
・中村秀之

選考委員会
2014年4月3日(木) 東京大学駒場キャンパス

選考過程
2014年1月上旬から2月中旬まで、表象文化論学会ホームページおよび会員メーリングリストにて会員からの学会賞の推薦を募り、以下の作品が推薦された(著者名50音順。括弧内の数字は複数の推薦があった場合、その総数)。

【学会賞】
・木村陽子『安部公房とはだれか』笠間書院
・杉山博昭『ルネサンスの聖史劇』中央公論新社
・田中祐理子『科学と表象—「病原菌」の歴史』 名古屋大学出版会(2)

【奨励賞】
・荒谷大輔『「経済」の哲学— ナルシスの危機を越えて』せりか書房
・石田圭子『美学から政治へ─モダニズムの詩人とファシズム』慶應義塾大学出版会
・木村陽子『安部公房とはだれか』笠間書院
・杉山博昭『ルネサンスの聖史劇』中央公論新社
・千葉雅也『動きすぎてはいけない—ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』河出書房新社

【特別賞】
・推薦なし

選考作業は、各選考委員がそれぞれの候補作について意見を述べたうえで、全員の討議によって各賞を決定していくという手順で進行した。学会賞については選考委員会の総意で、千葉雅也氏の著作に決定した。奨励賞については、最終的に候補に残った杉山博昭氏、田中祐理子氏の著作が甲乙つけがたいという判断により、これら2篇を選出することになった(なお、田中氏の著作は学会賞として、千葉氏の著作は奨励賞として推薦があったものであるが、選考委員会の判断により、すべての候補作を学会賞と奨励賞双方の候補とすることした)。

各賞の受賞理由および選考委員のコメントはニューズレター《REPRE》に掲載します。